自ら動ける人、動けない人(1)

仕事
上の「自己中」は、短所か?■
自ら動く人には、世話好きの人が多い。
簡単に言ってしまえば、
「世話を焼く=他人の面倒を見たり、周りの仕事
をこなす」事によって、
自分の喜びを得られるからだ。
また、どちらかというプライドが高く、
自分のやっている事に、酔いしれるのもこのタイプ
が多い。


逆に自ら動かない人には、世話好きが少ない。
どちらかと言うと、目の前の事や自分の事だけしか考えられず、
「今、全てがある」事が、当たり前と感じていて、
そういう性格に限って、何か問題が起こると他人のせいにしてしまう、
「自己中心的な人」が多い。


というと「自己中心的な人」が、みんな自ら動かない様にも思えてるくるが、
そうではなく、自己中にも世話好きは居るので注意が必要で、
実際、自己中な人の方が「ハマる」と、相当な世話好きになる可能性を秘めている。
つまり、自らドンドン行動する様になる。


ここで疑問になるのが、
「世話好きが良いのか?自己中が良いのか?」
結論から言えば、「両方必要で、更に+αがあると尚良し」です。


自己中の人は、ドンドン行動するようになるが「暴走」する可能性も秘めている。
元々こういった性格の人は、周りが見えず視野が狭くなる傾向がある為、
なんらかの制御をしてあげないといけない。


そこで出てくるのが「世話好きさん」
「自己中暴走型の人」を制御するには、
自己制御と他の面倒が見られる「世話好きさん」は、うってつけの存在。


ただ、ここで別の問題が出てきます。
「世話好きさん」にも限界があるという事。
他人の喜びを自分の喜びと感じられる世話好きさんですが、
他人の自己中が過ぎたり、自己中の人の制御がうまくいかな過ぎると、
そこで「自分の力が足りないのか?なんでうまくいかないのか?」
等と考えてしまい、自分のプライドが傷つき、そのうち疲弊してしまう。


そこで+αで出てくるのが、客観的に物事を見られる人。
つまり自己中でもなく、世話好きでもなく中間に位置する人。
どちらかというと「楽観主義者」とでも言う感じだろうか。

組織
というのは、どうしても同じ思考の人達が集まり易いので、
それを阻止する為にも、カンフル剤的に異種な思考が出来る人も必要。
ただし、そのカンフル剤が効き過ぎると身を滅ぼしてしまうので、
全体のバランスが大切なのです。



と、ざっと大まかな括りで書いたので、
腑に落ちないところもあるかとあるかと思いますが、
ここで何を言いたいかと言うと、


組織
というのは、こういった色々な性格の人が、
 バランスよく配置される事によって長所が生かされ、
 その結果、マネジメントが機能し組織
力が強まるのだと思うし、
 長所を生かすべきであって、短所を無理やり形成するべきではない」
という事。



そういった事を踏まえて、
・自分はどういった性格で、どこにあてはまるのか?
・理想としている姿はどこなのか?また、その姿と今のギャップは?
などを考えていると、自ずと自分の取るべき行動は見えてくると思う。