繋がらないドコモのスマホ(クアッドLTEとかプラチナバンドとか)
使用している【MEDIAS X(N-07D)】のLTE通信がどうも不調で、
故障の可能性も…という事で、色々と調べていたのだが、
結論から言うと「使用できる帯域の問題」である事が分かった。
当初は、wifiや3G通信だと快適に通信できる事から、
パケ詰まりの可能性を疑っていたが、
auばかり、パケ詰まりの話題が上がっていて、
docomoについては、あまりパケ詰まりの情報が上がっていなかった。
そんな訳で「やっぱり故障かな」と思っていたのだが…
ちょうど、Nexus7(2013)に「OCN モバイル one」のsimを刺して、
使用を開始したので、通信状態を比較をしてみた。
※OCN モバイル oneは、docomoの回線を使用しているとか、
その辺の話は、また別途。
結果としては、同じLTE接続状態(Nexus上は、4G表示)でも、
Nexus7だけ通信できる場合が多々あるし、Nexus7の方が通信が安定している。
念のため、MEDIAS XとNexus7で、それぞれのsimを入れ替えてみたが、
結果は同じで、Nexus7の方が安定している。
やはり、壊れかけのMEDIAS Xか…と思っていたら、
ドコモがソフトバンクのデュアルLTEに対抗して、
「クアッドLTE」とか言い出した記事を目にした。
なんだそりゃ?と思って調べてみたところ、
単純に言えば、4つの周波数帯を使えるという事で、
具体的に書くと、以下の4つの周波数帯が使用できるという。
LTE対応周波数 | ||||
---|---|---|---|---|
2100MHz (Band 1) | 1800MHz (Band 3) | 800MHz (Band 19) | 1500MHz (Band 21) |
※更に詳しい内容は、下記辺りを参照のこと。
*1【ドコモは“クアッドバンドLTE”で他社対抗、改めてネットワーク戦略を説明】
これを踏まえて、自分のMEDIAS Xを調べてみたところ、
2100MHz帯しか対応してないことが分かり、
Nexus7を調べてみたら、2100MHz帯と1800MHzの2つに対応していて、
通信状態に違いが出る理由の1つは、ここにあったという事が判明した。
また、俗にいう繋がり易い帯域の「プラチナバンド」は、700~900MHz帯。
これを踏まえ、ドコモの3Gは、800MHz帯を使用していることから、
LTE接続の時は繋がり難く、3G接続時は繋がり易いというのも腑に落ちる。
更に、ドコモの2012年冬モデルから、800MHz帯のLTEに対応していることもあり、
現時点では、2100MHz帯しか対応していない機種の方が少ないという事実も分かった。
※2100MHz帯だけの機種は、2011年冬~2012年夏モデルのすべてと、冬モデルの一部だけ(通信のみの機種除く)
という訳で、クアッドLTEに対応する、2013年冬モデルを買えば、
諸々の繋がらない問題が解決できそうなのだが、
購入予定の「Xperia Z1f」は、年末まで発売されないのでありました…
※たまには、インフラ屋らしい事を書いてみた。
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