自ら動ける人、動けない人(2)

■新人⇒頭打ちになってる人達■
初期の新人の仕事
への姿勢として、タイプ
を大まかに分けると
1、どうしていいか解らないけど、とりあえず自ら動こうとする人
2、どうしていいか解らず、受身で待ちになる人
という風に単純に分けられる。


で、どちらのタイプ
が伸びるかというと、、、
実は同じで、当たり前だが伸びる時には皆伸びるんです。


よく間違え易いのは「2」のタイプ
が伸びにくいと思われる事。
確かにこういうスタンス
の性格の持ち主は、内気な人が多く、
自分に自信を持っていなくて、おどおどしている人が多いと思うが、
自信を持たせてあげると、一気に伸びていくのもこのタイプ
の特徴。


「1」のタイプ
は、逆に一番伸びると思われるが、
最終的には他と変わらなくなる。
始めのうちは、自分でどんどん突き進んでやっていくので、
周りから見ると、物凄いやる気があるように見えるのだが、
そんな中で空回りし易いのが、このタイプ
の特徴。
※単純に「自ら動ける人」という意味
では、このタイプ
が一番ではある。



上記の切り分けは、ザックリとしたものだが、
そういった事を踏まえて、両タイプ
の成長曲線を描いてみると、
普通にしていると、最終的には同じところに行き着いて頭打ちになってしまう。
大抵の人は、この頭打ちの状態で成長が止まってしまい、
将来を諦めたり、今の状況に身をおいて満足するようになってしまう。
人間
的にダメ
なのは、そう簡単には行きませんが。。。


大体の諸先輩方というのは、自分にとって都合の良い人を付けて、
仕事
をしたいというのが大抵なので、だいたいは「1」のタイプ
を欲しがる。
それで「2」のタイプ
というのは、他の場所でガンバレ
となり、
「2」のタイプ
は内気な分、文句も言えず黙々と働くのみになってしまう。


上記は極端な例ではあるが、こういった例で行くと人はまったく育たない。
「1」の人は、諸先輩方について伸びそうなものだが、
実際は、その諸先輩が居なくなると何も出来なくなるケースがあり、
とくにカリスマ
系の諸先輩方と一緒の場合は、このケースが極端に多く見られる。


そして「2」のタイプ
は、ほぼ放置プレイ
状態になるので、
自分の内へ内へとドンドン入っていってしまう。



そうならないように、新人のうちから、
「自分で思考し動く力」を、付けて貰わなければならない。


また、新人は抑制され続けると、自ら動けなくなってしまう。
新人は知らないからこそ、既成概念
にとらわれない新しい発想が出来る訳で、
理解させる事も重要
なのだが、こういった新人達の芽を摘んではいけない。



しかし、それ以前の問題がある。


新人への教育
以前に、
「あの新人はダメ
だ」とかレッテル
を貼ってグチを言ったり、
精神論
」や「俺の時代はこうだった」的な教育
方法展開する、
諸先輩方の考え方を改めないといけない。


そういった発想の転換が出来ない諸先輩方というのが、
「頭打ちになってる人達」なのだから。。。